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ツェランとバッハマン

去年の終わりに、コメントランでバッハマンとツェランについて質問を受けました(http://d.hatena.ne.jp/NakanishiB/29990509/1178648767#c)。私はまったく専門ではないので答えるのが大変だったのですが、そのために調べてみると最近になってずいぶんいろ…

「リミニ・プロトコル『カール・マルクス:資本論、第一巻』」9日UP・10日修正/16日追記

10日午後10時30分からNHK「芸術劇場」で日本での上映を放送します。http://www.nhk.or.jp/art/current/drama.html#drama0710http://festival-tokyo.jp/program/capital/ 一応演劇のブログであるこのブログですが、最近まったくレビューを書いておりません。で…

血なまぐさい時事ネタを二つ(追記修正5日・6日)

どうもまるで更新ができていませんでしたが、とりあえずあまり考えずに書ける時事ネタです。一つはイスラエル/パレスチナのこと。ご存知のとおり、ここ数日のイスラエルによるガザ攻撃で百人以上の死者が出ましたが詳細は専門のページやニュースで。*1 *2 *3…

「進歩」15日・23日追記/再追記

私は以前『ホテル・ルワンダ』と関東大震災後の虐殺に関して論争的エントリーを書いたことがあります。 http://d.hatena.ne.jp/NakanishiB/20060312/1142115440 今回、慰安婦と南京大虐殺に関して読んだエントリーとつながるのでもう一度エントリーを立てま…

『私たちは近くにいる』パウル・ツェラン「テネブレ」より 6日改題

エーと、書かなきゃいけないとあせってる『エンジョイ』についての文章ぜんぜん進んでません。関連するような事件は起っているし、都知事選も近いのですが。そうだけど、見に行ったこれについてとりあえず思いついたことを書いておきます。Port B ・エルフリ…

もう一つの「告白」(25日すこし修正・6日追記)

ドイツのノーベル賞作家、ギュンター・グラス*1が戦時中に武装親衛隊に所属していたことを告白しても話題になっています。いくつか記事がありますが、この朝日の記事がが典型的でしょう。http://book.asahi.com/news/TKY200608170437.html 他にも次のような…

続・もう一つの告白25日

吉本隆明のはてなキーワードで来た人がいなかったので、以後「吉本ばななの父親」にします小林よしのり>こうの史代の順だったけど、関連キーワードを含めると小林よしのりの方が上">*1。何かどうしょうもなく無意味なことをした気持ちです。ですからこれから…

インゲ・ミュラー(21日追記)

ハイナー・ミュラーの二人目の妻で自殺した妻の事を調べて来た方がいるのでちょっと情報提供。 そのインゲ・ミュラー(1925〜66)ですが、彼女の詩はとりあえずほんのわずかですが『現代ドイツ詩集』(三修社)で読めます(他にもあると思うけど...)。そこに略歴も…

何故「渋谷ハチ公前広場」なのか2(エントリーを分け少し修正しました28日)

「神は死んだ、我々が殺したのだ」 さらに関連して、3月21日に見に行った、PortBの上演「ニーチェ」*1についていくつか書きます。実は、会場が極めてわかりにくかった上、チラシを忘れていったため大幅遅れになってしまいましたが…。この話のほうがいいかなw…

何故「渋谷ハチ公前広場」なのか(23日・26日追記)

ああ、ファスビンダーをいきなり見落としてしまった。でもまあまだあるから*1、それとちょっと関係する話です。(追記26日・結局2本しか見れなかった、しかも新たに見たのは「エフィー・ブリースト」だけ(T_T)。すばらしい作品だったけど。) 3月6日にシアタ…

録りそこねてしまった(T_T)!(13日追記)

本日午後10時より、南アフリカの舞台作品「モローラ」の上演がNHK教育で放送されます、とても評判がいいのですが私は見逃してしまいました。オレステイア三部作を基に、現代の南アフリカに舞台を移したものだそうです。ぜひご覧ください。 http://www.kanagawa…

治安への欲求と歴史についての言説(13日・19追記)

ネット一部で行われている「ホテル・ルワンダ」論争。とりあえずの発端は、日本へのこの映画の紹介に尽力して、パンフレットに寄稿もしている町山智浩氏のこのエントリーからはじまったわけです。http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060225 騒動の概要はここ…

ジェントルマンにあらねば人にあらず(21日、12月17日、2月26日追記)。

ついに更新です、ネタはイギリス帝国と「人間」、エントリー「一つ目はまたファシズムの話」*1の続きです。内容は手っ取り早く書けば「アメリカ」が異常なのはその前の覇権国のイギリスが以上であるコヨと同じ理由があるんですということです(ちなみに、そ…

一つ目はまたファシズムの話

第2号は(個人的に)「ファシズム」特集にしたいのでその関連のねたです。小泉についてちょっと書き込み*1をしたのですが、べつの書き込み*2と連携していることに気づいたのですが、ここでは少し合衆国のことに話をします。古矢旬さんのこういう記事*3を見…

おまけ(20日、ネットの問題とナチスの基本イデオロギーについて追加の上独立)(24日この日に引越し)

問題のドイツでは、SPDを飛び出した左翼反対派と旧東ドイツ政権党(社会主義統一党)の後継政党であるPDS(民社党)が新党を作るそうです、PDSの元党首のグレゴール・ギジはミュラーの弁護士で友人でした。FDPや緑の党よりはるかに支持があるし、ベルリン市の政…

昔々、私は台湾に旅行した事がありました。

昔々、私は台湾に旅行した事がありました。小学生だったのでまだ戒厳令がしかれていたはずですが憶えていません。食べ物が美味しい楽しいところでした。一番憶えているのは、海賊版中国語「ドラえもん」(藤子不二夫の他のマンガを無理やりドラえもんにした…