批評誌クアトロガトス2号の宣伝ですこのエントリーはどんどん書き換えます(5・15/23、7・2、8・6、08・5・25、12・16修正)。

 おかげさまでやっと完成しましたが、一向に売れません。普通に売ってないのですから当たり前ですが(^_^;)。このエントリーはクアトロガトスに関する情報を掲載します。
 http://www.cuatro-gatos.com/critique/mag/volume2.html 通販はここから、やっと一部注文が来ました(除く関係者)*1

 とりあえず、世田谷パブリックシアターの書店は閉店しましたお知らせ遅れて申し訳ありません(08・5・25)、プロトシアターにもあります*2。(5・15/23)模索舎にも納品されています(創刊号含む)*3。(7・2)あかねに納品しました、現在発売中です。*4

(7・3)えー、だいぶ遅いお知らせですが、7月4日、中央大学の多摩キャンパスの6号館の6603教室で、クアトロガトス編集委員で劇団の代表の清水唯史が、寄稿者の井上摂さんの授業でゲスト講義をします、DVDなど上映します、クアトロガトスの販売も行います、私も売り子ぐらいします。*5

(8・6)相変わらず直前のお知らせですが、8月7日にかつて私が出演した「イマージュ・オペラ」の上演があります、その会場の東京バビロンでクアトロガトス2号を販売します、売り子をしますので。上演については下のリンクを。
 
http://d.hatena.ne.jp/kairiw/20070807

外で編集委員を見かけたら一声かけてみましょう安売りしてくれるかもしれません。

 ところで、前回はキーワードになってる、すがさんと三脇さんを強調したのだけれど、海上宏美編集委員はキーワードになってました、なのに内野儀編集委員はなっていません、そこで宣伝のためキーワードを作ります、残りの情報は他の人が書いてください。

 個人献呈ある程度行いました、残りも急ぎます。また、いつまでたってもこねーよーという方はご連絡ください。では。

(すでに一日過ぎましたが)カノコトの上演

 どうも、以前から上演を見ていて、宣伝などに参加させていただいている演劇グループカノコトの公演があります*1、すいません金曜日にもう始まっていました<(_ _)>。せめて始まる前にエントリーを書こうと思ってたんですが気力がどうにもでなくてようやく(^_^;)。

 前回の上演は批評誌クアトガトスを宣伝のページで使っていただきました*2 *3

カンバス閉館記念関連企画
カノコト『見えない戦争へ』


海に入る馬を見た。
海の中の馬。
映像を見せると、「ネパールに旅行したことを思い出す」という友人。
海の中の馬。
違う想像をする。みんな。
海。汚れた海。
「お前のせいでもある」という人々。
そうかもね。
でも、倫理感の話し、今興味ない。
醜さは我々のなかにあるという人々。
日本人はみな死ねという人々。
それが倫理なら、倫理的になんか生きない。
お前が死にたいだけだろ。
(台本より)

日時
4月27日(金) 開演  19:30
4月28日(土)     19:30
4月29日(日)     18:00

チケット
前売り・当日 2,000円

出演
石井康二(劇団解体社)  戸田裕大

構成・演出 
戸田裕大

web・照明・音響
oudancozo

チラシ絵
五十嵐海


場所
Free Space カンバス

JR・お茶の水駅より徒歩5分
文京区湯島2−4−8 五十嵐ビルB1F


http://d.hatena.ne.jp/kanocoto/20120307
http://kaitaisha-kyorakukei.juno.bindsite.jp/kanocoto.html
 詳しくはこちらをどうぞ

 えーで、これは解体社のスペースであった、Freespace・カンバスの最後の上演でもあります。私は本格的に演劇に関わることになって以後結構ずっと通っていたので大変残念ではあります。なぜか上演見る前に忘年会にいったりしていましたし(^_^;)。*4

 で、今日からこれとまことに運良く追加公演のチケットが取れたチェルフィッチュを見に行かなければいけないんですが。なんせ、こういうわけで私はまともにネットで宣伝すらまともにできない状態なんで...。まあがんばります。

*1:http://d.hatena.ne.jp/kanocoto/

*2:http://d.hatena.ne.jp/NakanishiB/20101006/1286336327

*3:今はきちんと書く能力がないので必要なことはあとで書きますが、ちょっとこの雑誌に書いてた人たちの近辺で最近起こった事件をみると、2号での座談会は予言的というか、実にのんきに話しているというか、まあ現実はそれぞれにちがって、明らかに人権的に重大で法的にも問題なこともあって大変なのでこれですいません

*4:http://kaitaisha-kyorakukei.juno.bindsite.jp/index.html

すでに公演が始まってしまっていて申し訳ないんですが…

 27〜29日に「フリースペース・カンバス」で行われる「普通劇場」の公演「じぱんぐ零年」の最終日のアフタートークイベントに、CUATRO GATOS(クアトロガトス)の演出の清水唯史が中島浩籌さんと出演します。テーマは「がんばるな!日本」で、中島さんは臨床心理の専門家みたいです。ぐずぐずしているうちに公演は始まってしまいましたすいません<(_ _)>。間に合えばご覧ください。

 http://www.zipangu-zero.com/
 今回の公演のホームページです。

http://www.kaitaisha.com/canvas/index.html
 フリースペース・カンバス 

 

 今年はクアトロガトスも私もほとんど活動できない一年でした、クアトロのほうは事情があったんですが、私は基本的に勝手にへたれてだけだったので情けないです…。

 以下は「普通劇場」演出の大岡淳さんの文章のコピペに少しだけ情報を付け加えたものです

−−−


このたび、震災や原発事故やTPPで記憶されるべき2011年を題材とした
舞台を、2011年のうちに上演しようと考えました。
題して、『じぱんぐ零年』。
かつての敗戦の記憶を織り交ぜながら、後世に語り継がれる2011年を
回顧する、パフォーマンスです。
言語と身体と音楽と映像の共演をお楽しみいただけると思います。

また、終演後のトークセッションも充実した内容となっていますので、
ご注目下さい。
12月29日(木)夜は、CUATRO GATOSの演出家・清水唯史さんをお迎えし、
臨床心理(批判)の論客である中島浩籌さんと共に、「がんばるな!日本」
というテーマでトークを展開していただきます。3.11以降の「癒し」や
「励まし」の蔓延が、人々の批判的知性をスポイルしているのではないか。
文化・芸術・演劇がその片棒を担いでいるのはないか。
そういった観点から、現在を解剖していただこうと考えております。

また、桜井順先生のインタビューを、当日配布します。
桜井順先生は、『マリリン・モンロー・ノー・リターン』、
『バージン・ブルース』、『黒の舟唄』といった、野坂昭如の歌の数々を
作詞作曲され、CMソングを数々世に放った方です。
「この世はもうじきおしまいだ」と野坂昭如に歌わしめた巨匠は、
2011年の危機をどう見たのか。
この公演の中で野坂昭如の歌が登場することから、いい機会なので
大先輩のお考えを聞こうと考えて企画した、ちょっと贅沢なおまけです。

ということで、年の瀬に、みんなで2011年を振り返りましょう。
ご予約お待ち申し上げております!


■普通劇場パフォーマンスVol.1『じぱんぐ零年』
http://www.zipangu-zero.com/

●出演(50音順)
石橋愛子
板垣志穂
大岡淳
河崎純
恋塚純
高山リサ
ワタナベスズ

●スタッフ
演出/大岡淳
照明/三谷洋平
音楽/河崎純
映像・WEB/山田泰士
漫画/岩渕竜子
舞台監督・音響/加古貴之
構成・制作/普通劇場
協力/植木陽香・佐々木治己・タタミスタジオ

●開演
12月27日(火) 19:30
12月28日(水) 14:00 / 19:30
12月29日(木) 14:00 / 19:00

※開場は開演の30分前です。
※12月27日14:00から公開リハーサルあり(有料・要問合せ)


●全回、終演後トークセッション開催決定!

12月27日(火)夜
「自分のことでいっぱいいっぱいな男どもについて」

内田聖子(アジア太平洋資料センター(PARC)事務局長)
小池菜採(アジア太平洋資料センター(PARC)ビデオ制作スタッフ)
高山リサ(NPO法人カタリバ/通訳・コーディネーター)

新自由主義に抵抗し、人と人とが助け合うオルタナティヴな市民社会
創出に尽力する、女傑アクティヴィスト3名を迎え、現場の経験を
語っていただきながら、なんのかんのと言い訳をしつつ資本・国家の
横暴を看過し(あるいは資本・国家の横暴に加担し)、退屈な現状肯定に
終始する、いまどきの男どもの不甲斐なさに、活を入れていただきます。


12月28日(水)昼
TAGTAS(Trans-Avant-Garde Theater Association)フォーラム
「敗戦後、震災後、」

高橋宏幸(演劇批評家)
佐々木治己(劇作家)
大岡淳(普通劇場)*1




12月28日(水)夜
「脱力系より無力系で!」

内海信彦(美術家)
川邉雄(カルチャージャマー)

世界中をさすらい、アウシュビッツにこだわり、アクション・
ペインティングを探求する内海信彦氏と、革命家や思想家のアイコンを
あしらったTシャツを数々制作し、アヴァンギャルドなグラフィックを
描き、運動の現場にも出没するRLL(Radical Left Laughter)の
インテリパンクこと川邉雄氏を迎え、徹底的に無力であることを
直視することで、却って現実を動かす力を持ちうるかもしれない、
アートの不可能性/可能性について考えます。


12月29日(木)昼
「2012年に待ち受けるとんでもないこと」

楢原拓(劇団チャリT企画・演出家・劇作家)
鳴海康平(第七劇場・演出家)

チェーホフ『かもめ』でワールド・ツアーを敢行した第七劇場の
鳴海康平氏と、風刺精神に富んだ社会派コメディで人気を博する
劇団チャリT企画の楢原拓氏を迎え、演劇人の想像力をフル活用して、
過ぎゆく2011年を総括していただくと共に、なにかとんでもない
ことが起こりそうな気がしないでもない2012年を、
極めて無責任に予想していただきます。


12月29日(木)夜
「がんばるな!日本」

中島浩籌(法政大学・河合塾COSMO講師)
清水唯史(CUATRO GATOS・演出家)

臨床心理の専門家でありながら、安易に「カウンセリング」に頼る風潮に
警鐘を鳴らし、「心」を管理・統制する社会機構を批判する中島浩籌氏と、
演出家でありながら、「かぶき者」を気取るロマンティシズムを棄却し、
社会機構と共犯する演劇の制度性=暴力性を批判し続けてきた清水唯史氏
を迎え、「励まし」や「癒し」の空気を充満させる、現在の日本の息苦しさ
について考えます。


●料金
一般 / 2500円
学生 / 1500円

●会場
フリースペース・カンバス
東京都文京区湯島2-4-8
湯島イガラシマンション地下(サッカー通り沿い)
※JR御茶ノ水駅より徒歩7分
東京メトロ御茶ノ水駅より徒歩8分
地図はこちらから http://www.zipangu-zero.com/

●チケットご予約・お問い合わせ

Mail : yoyaku@ordinary21.com
Tel : 070-5029-6623

・ご予約のお客様は以下4点をメールか電話でお伝えください。
 1.お名前(代表者)
 2.ご希望日時
 3.券種・枚数
 4.ご連絡先
・メールでお申し込みの方はご予約成立通知のメールが届いた段階で
 ご予約完了とさせていただきます。
・お申し込みから4日が経過しても返信がない場合はお問い合わせください。
・ご予約後のキャンセルや券種・枚数の変更をご希望される場合は公演日の
 7日前までに必ずご連絡くださいますよう、お願い申し上げます。

※座席数は各回40席です。定員に達し次第、チケット販売を終了
致しますのでお早めにご予約ください。ご予約なしで当日ご来場頂いた場合、
お席がなくご入場できない場合がございますので、予めご了承ください。

*1:公演ホームページからの抜粋です

お知らせ

 相変わらず当日で申し訳ないです。クアトロガトスは関わっていませんがお知らせをコピペします。

 日弁連水俣病特別措置法のあり方を考えるシンポジウム

水俣病は終わらない

http://www.nichibenren.or.jp/ja/event/110604.html

 2011年6月4日(土)13:00〜16:30 (開場12:30)

 弁護士会館2階講堂「クレオ」A
千代田区霞が関1−1−3 地下鉄丸の内線・日比谷線・千代田線 「霞ヶ関駅」B1-b出口直結)

 無料・事前申込不要

基調報告「水俣病特別措置法に関する人権救済申立事件についての日弁連勧告書」
 高橋 謙一 弁護士(日弁連公害対策・環境保全委員会委員)

特別講演「残された水俣病問題、特に胎児性・小児性水俣病問題」
 原田 正純 氏(医師)

パネルディスカッション「水俣病特別措置法のあり方を考える」
パネリスト    
 原田 正純 氏
 加藤 タケ子 氏(元水俣病問題に係る懇談会委員・ほっとはうす施設長)
 高峰  武 氏(熊本日日新聞論説委員長)
 宮本 憲一 氏(元滋賀大学学長)
 鈴木 堯博 弁護士(日弁連公害対策・環境保全委員会委員)

コーディネーター
 三角  恒 弁護士(日弁連人権擁護委員会委員)

問合せ先 日本弁護士連合会 人権部人権第一課
TEL:03−3580−9815/FAX:03−3580−2896

国連では本当に硫黄の臭いがしたのか?(3月24日、25日、要点をまとめた追記をつけました)

 id:Tezさんのブックマークを読んでこれはちょっとまずいなと思ったのでとりいそぎで書きます。正直言うと最近のベネズエラ情勢はあまりフォローしてないのだけど、どうやらあいかわらずひどい報道の状況のようなので。


http://b.hatena.ne.jp/Tez/20110324#bookmark-35076597
>>かつてのトルクメンバシも素晴らしかった./大佐の国のニュースでもたまにお見かけする.反米・反資本主義だというだけで擁護するインテリも昔はいたのだが,最近はとんと見かけなくなった


 まずこのブクマがついているエントリーですが
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2011/03/post-917e.html
http://b.hatena.ne.jp/entry/kirik.tea-nifty.com/diary/2011/03/post-917e.html

 ブログ主の「切込隊長(山本一郎)」氏については私は正直ほとんどフォローしていなかった人だけど最近の微妙に私の近くでのツイッターでの騒動でさすがに注目したわけです。

http://togetter.com/li/104716
 もう少し解説があるまとめがほしいですが。ちょっと見当たらない。*1


 とりあえず、ネタにされている記事を読んだわけですが。
http://www.reuters.com/article/2011/03/22/us-venezuela-chavez-mars-idUSTRE72L61D20110322

http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-20195620110323


 もとになったであろう記事(ブログによるとあるそうです)を読んでないで書くのは何ですがこれはちょっとひどいなと。元記事も、翻訳も、ブログでの取り上げ方もです。とりわけ翻訳では後半がばっさりカットされている、この部分は火星での生命についてのアメリカでの科学的探査の進展について記述しています。実は正直、ロイターのこの元記事がいかなる意図で書かれたのか私にはほんとにわかりません(あと切り込み隊長氏の言及した記事はまだ見つけられない、せめてロイターの元記事くらいブログからリンクしてくれればいいのにw)。ただ、この後半を抜いちゃったらこの記事はある意味別の記事になってしまいます。つまり揶揄や軽蔑としてのニュアンスがはるかに強くなるわけです。

 で、これが揶揄として機能するにはチャベスが「火星は資本主義で滅んだ」とコンスタティブに本気で語っているかが問題になるわけです。これは翻訳においては

火星で生物の存在が確認されていないことについて、資本主義による悪影響が原因であるとの「自説」を唱えた。

 そのような前提に立っていることが示されているんですよね。ちなみに元記事にはチャベスの発言の引用のみがあって記事の書き手としての意見を書いた、これに対応する文章はありません。ともあれ、翻訳を読んでも元記事を読んでも私にはチャベスはジョーク(皮肉)を言っているとしか思えないのですね(下手なジョークだけど)。本当にチャベスが言いたいことは「世界が抱える諸問題について、その多くは資本主義に由来するものであるとし、地球の水資源は枯渇しつつあると警告した」であり、「地球もこのまま乱開発が進めば火星みたいに荒れはれててしまう」という程度の意味でしょう(「大統領は「世界水の日」を記念する演説で」とあるのですから)。


 そもそも火星についての発言がかくも厳格に理解されるなら、2006年の国連総会での、「悪魔が昨日ここに来ていた。今日も硫黄のにおいが
残っている」という発言はどうなるのですかね。
*2
どうして誰もチャベスは文字通りの「悪魔」の実在を信じている、これはやばいとか、「硫黄の臭い」がするのはほんとか確かめろと言わなかったんですかね?。


 つまり、本当の問題は少し考えれば思いつく可能性を問題のブログを読んだ誰も気づいていないことです。まあ「対偶は常に真ならず」とのたまう人がそういう間違いをすること自体はなにも驚かないけど、これになんも考えず納得する人がぞろぞろ現れるのは...。


 ロイターの記事は元記事もそうだけど、特に翻訳(というのかこれ?)はひどいなーと思うけど、結局チャベス大統領という人物がこのように以下にテキトーに記事を書いてもいいとして欧米や日本のメディアでは一貫して扱われてきたわけです。政治的理由もあるだろうし*3、本人の発言にも相当に問題がある。もうひとつオリバー・ストーンが言うような理由もあるのでしょう*4。ともかくメディアにこのような問題があることは理解しないと。日本のネットはもっとひどい。で、さすがにTezさんまでこうだとちょっとまずいなと。(特にまだニヤゾフが生きていたころの)トクルメニスタンとベネズエラの人権や政治の状況は日本とリビアほどでないにしても相当違いますよ。



 私自身はこの手の言説にあふれているレイシズムが本当はいやなんですが*5レイシズムという枠をはずしても、こういう「不謹慎な発言」が跋扈する理由の一つの説明としてこのid:frullyさんの記事をリンクしておきます。
http://d.hatena.ne.jp/flurry/20110322#p1

 ただ、ちょっと疑問があってこのエントリーは「モンティ・パイソン」と「モンティ・パイソンファン」を区別して後者を批判してるんでしょうか、それとも「モンティ・パイソン」自体が批判の対象なのか、私には持ち出し方が唐突に思えてちょっとわからないのですが。私はモンティ・パイソンをほとんど見たことがないのでなおさらわからないわけです。


 あと念のため、私はチャベス大統領の政治や発言にはかなり批判があります、でも基本的には支持をしていてこういう記事を書いているわけです。いちいちこういうことを書かなきゃいけないのもましかたないですか...。



http://sankei.jp.msn.com/world/news/110316/amr11031618330006-n1.htm
 ふと気づいたけど日本での事故にびびって原発計画を凍結してしまうチャベスより、閣僚から「力強い」原発推進発言が出てくる日本のほうがよっぽどましというのもあるのかな?


整理して要点を書いた追記だよ・25日


 なんかいろいろわかりにくいエントリーになってしまったので追記です。まあ、IDトラックバックを送った人に通じていればそれでいいのですが。かなり泥縄式に書いたエントリーで、flurryさんのエントリーについての部分なんかは書いてる途中で付け足したわけです。おかげで私の主張の基本部分がはっきり現れていないのでちょっと追記します。


 切り込み隊長氏の主張は「チャベスは理解不能な主張をしており、それゆえチャベスは「いま現在の世界を見渡して、なるほどこれはキチガイだ、菅首相なんか足元にも及ばないヤバさを感じずにはいられない」人物であるといっています。それに対して、私はチャベスの火星の生物についての発言は国連での「硫黄の臭い」発言と同様のあんまりできのよくないレトッリクを使ったジョーク、もしくは皮肉であり、その当否はともかくごく簡単にどのような意図とで言ったかはかなり簡単に推測することができると述べたわけです。少なくとも「なぜか」問題のエントリーからリンクされていないロイターの元の英語の記事を読めばあきらかだと。
 切り込み隊長氏はなにせ「排中律は詭弁」だとか「対偶は常に真ならず」とおっしゃる方なのでここでは問題にしません。このようなこれまでの問題も知っているであろう多くの人が「理解不能だ」「トンデモだ」「チャベスは狂人だ」と言った類のブクマコメントしており、これらの行為は何ぼなんでも怠惰で愚劣過ぎるのではないかというのが私が思ったことです。*6

 しかし、ご自分はベネズエラ人よりかしこいと思っているらしきこの人たちを見ていると「政治は人民の程度を映す鏡と言われ」ますけど菅首相ですらちょっと彼らには過ぎた人物かと思えてしまいます。*7


 さらにもう一つはこのロイターの記事の日本版の翻訳が相当酷いということです。これは訂正ですが、翻訳を引用して元記事には「これに対応する文章はありません」と書きましたが、よく読んだらタイトルと本文の間のサマリーがほぼ対応しているのですね。これは申し訳ありませんでした<(_ _)>。ただ、翻訳では「資本主義による悪影響が原因であるとの「自説」を唱えた。」とわざわざ括弧をつけるなどチャベスが問題の主張を本気でしているというニュアンスや、揶揄を付け加えて相当悪質なのですが。まあ、その他を含めこういう記事の改変自体が「人民の程度を映す鏡」ではあるようです。ただ、さすがにTezさんにはちょっとそのコメントはまずいのではと忠告したくなったわけです。*8


 で、最後にこのような醜悪な行為がなぜ起こるのかについての考察するためにflurryさんのエントリーは有効ではないかと紹介したわけです。というわけでこの追記を読んでからのほうエントリーの本題はわかりやすいと思います。では失礼しました。*9


レトリック論を学ぶ人のために

レトリック論を学ぶ人のために

 レトリックについての入門書

*1:その後のツイートが拾われてる、http://togetter.com/li/104805

*2:http://list.jca.apc.org/public/aml/2006-September/009051.html

*3:この指摘などは好例です>http://www.venezuelanalysis.com/analysis/2654

*4:http://jp.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPJAPAN-15588920100531 「米国やアングロサクソン系のメディアがチャベス氏の語り口を理解していないのは間違いない」

*5:私はこの点で自称右翼より自称保守のほうが嫌いです

*6:http://b.hatena.ne.jp/entry/kirik.tea-nifty.com/diary/2011/03/post-917e.html

*7:追記・彼らによりふさわしい野田首相が誕生しました

*8:http://www.reuters.com/article/2011/03/22/us-venezuela-chavez-mars-idUSTRE72L61D20110322

*9:http://d.hatena.ne.jp/flurry/20110322#p1

地震ですね(3・24,5追記・修正)

 東京だから大丈夫なはずなんですが...。部屋が崩れた本でうずまってマジで大変です。幸いにも部屋にはいなかったのでなんとかなっておりますが。とりあえず居間の片づけが一息つきました。とにかくまだぴんと来ません。使えるならコメント欄で伝言でもしてください。と言ってもしばらく休みますが(^_^;)。

CUATRO GATOS上演レポート・12月10日、神奈川県民ホール

 
 このエントリーでは12月10日に神奈川県民ホールで行われたcuatro gatosの上演[or con-tainer/taint]のレポートを行います。
 この上演は同時に上演を行った「山田工務店」が企画から参加した「overtone?-美術の地上戦」の会場の一部を借りて行われました。一連のパフォーマンスが同日に行われましたが、これらは美術展の正式なプログラムです*1ただ、cuatro gatosの名前は公式のパフォーマンスの参加団体の中にはありません。これはかなり急に参加を正式に決定したからです*2
 このことも一つの原因で結果的に二日目の上演が行えないという事態を招きました。二日目の上演を見ようと考えていた方にはまことに申し訳ありませんでした。*3

 そのような結果でしたが、上演自体はおもしろく、重要な問題性のあるものであったと思っています。この上演レポートではその内容と意義について見られなかった方々のためにも多少でも私の理解した範囲で伝えられればよいと考えています。なお、レポートでは以後人物に基本的に敬称をつけます。以下の文章は事実関係の認識を含め責任の一切は私にあります。



 上演レポート・cuatro gatos[or con-tainer/taint]

*1:http://blog.livedoor.jp/overtone2/

*2:入間川正美の演奏のコラボということになっているはずです

*3:http://d.hatena.ne.jp/NakanishiB/20101209

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