批評誌クアトロガトス2号はついに完成しました28日追記

　先日、私の家にも実物が到着しました、ほんとに遅れに遅れて当初予定から一年以上遅れましたが、これでもう嘘はつかなくて良いです(^_^;)！。実はまだどの本屋にも置いてないので、どこかで編集委員(もってあるいてるはず)を捕まえるか、メールで申し込む(送料と振り込み料がかかります…)かしかないのですが…。なるべく機会を見つけて直売りしますので<(_ _)>。献呈するといった方にはぼちぼち送ります。

　279pとやたらと分厚くなったので定価は一気に倍の1000円です。冒頭に2年前の対談が入ってたりしてますが気にしないでください(基本的にバカッ話ですし)。とてもかっこいい装丁なので、少しオサレを目指す貴方にぴったり。なにげに、上演についての文章(当然CUATRO GATOSがほとんど…、水俣での上演のことも少し)も載っています。

　連絡先です。

http://web.me.com/cuatrogatos/CUATRO_GATOS/cg.html　*1

『批評誌クアトロガトス2号‐‐廃業その後、という難解な時間』　発売中！
‐‐読めるもんなら 読んでみろ‐‐

責任編集：
内野儀（パフォーマンス研究・東京大学教授）
海上宏美（廃業調査会）
清水唯史（CUATRO GATOS演出家）
中西B（下等遊民）
森下貴史（シネフィル）

定価　1000円

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
第2号・「序」（に代えて）
……清水唯史

対談「スガ秀実(文芸評論家、近畿大学教員)×海上宏美」1
……出席者：清水唯史、中西Ｂ、森下貴史

対談「スガ秀実×海上宏美」2
……司会：三脇康生（精神科医・仁愛大学助教授）、中西Ｂ

「雨を嗅ぐ」を解題する
……浜島嘉幸（身体表現）

「演劇」の絶対零度（中）−「唯物論」への誘拐
……井澤賢隆（哲学）

労働力身体の亡霊性を閾（＝無為(shabbat)）へと転位させる涜聖的操作−CUATRO GATOS［rest/labor］をめぐる試論
……井上摂（中央大学法学部、慶應義塾大学法学部講師・表象文化論）

忘れられた壁−忘却の忘却への諸章
……ニャンコ（大道芸人・易占）

ヴィルジニー・ルコラン シンポジウム
……ヴィルジニー・ルコラン（舞踊家）、秦かのこ（舞踏家）、山田せつ子（舞踊家）、清田友則（横浜国立大学教育人間科学部助教授）、浜島嘉幸、司会：宮田優子（女性学、ヒステリー研究・廃業調査会）

アンティゴネー論（２）−暴走する友愛−
……宮田優子

反キャラ美術のために
……三脇康生

日本の現代美術批評とアンチ・オイディプス
……三脇康生

「幽霊は今では未来からも来る」（ハイナー・ミュラー）
……鹿島則一（演劇批評）

編集後記
……内野儀
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

制作スタッフ：葛巻欣久　斉木耀　竹原洋平　田中紀子　宮下直紀　湯田康
協力：谷口紗希

発行：批評誌クアトロガトス
〒166-0002 東京都杉並区高円寺北4-39-4-1

　目次には書いてませんが日本一のプロレタリア詩人、安里健さんの詩が二つ目の対談の末尾に載っております*2
*3。

1968年 (ちくま新書)

JUNKの逆襲

学校教育を変える制度論―教育の現場と精神医療が真に出会うために

精神の管理社会をどう超えるか?―制度論的精神療法の現場から

　とりあえず、見ばえがするようゲスト(？)の本を並べました

*1:cuatrogatos@me.com

*2:『1968年革命映画・LEFT ALONE 上級マニア篇』)

詩的唯物論神髄

　さて中でも特に凄いのは、批評家鹿島則一さんのありがたい(なんせ怠け者だからなかなか書かない)文章が読めます。まことにナウい内容(新自由主義≒環境管理社会における、個人化の権力の臨界としての親密性と生殖の問題を検討したものです、なんてトレンディなんでしょう、まあ劇評と映画評ですがしかもミュラーはタイトルだけ)他では読めない(のはなるべく解消したい)文章ですからそのためだけでもぜひ購入しましょう(^_^;)。 　ちなみに、ルコランについては((http://www.cuatro-gatos.com/critique/event/200510nagoya.html

*3:http://d.hatena.ne.jp/NakanishiB/20051010/1129427849