世間は狭い(11・12追記)

 id:Apemanさんの本館で思いっきりid:sk-44さんのエントリーに嫌味を書いたら、トラックバックがきました*1。こちらの嫌味に対して、きちんとした文章の答えだったので感謝しております。ただ、なかでも驚いたのはここ、

N・BさんことNakanishiBさんのブログのプロフィール欄を見て驚愕しております……以前フラッと立ち寄ったきりの「あかね」で1度だけずいぶん長く話したことのあるあの人だ……いやだからどうということも別にないのですが、世間は狭いと思いました。それだけです。はい。ただ印象は判然と、変わりましたよ。

 うーん、こちらは「常連」です(した)ので、ちょっと何を話したのかわからないと思いだせないのですが、なるほど。ちなみに、逮捕された3人の方の1人はよく名前を聞きますし、私も一度「あかね」でお見かけしたことがあります。世間は狭い。

 的外れな嫌味は謝ります。ただ、こちらにもあのような文章を書く理由はあったのでそれは後ほど書きますが、単純に言えば、私にはブログを読んでいる限り、ロマン派的・「決断主義」的な思考が伺えるsk-44さんが、あのようなメタ的なところに立って、中立を装う事を続ければ、基本的に構造的に同型の振る舞いをする唐沢俊一*2宮崎哲弥*3のような最悪の「サブカル保守」になってしまうという危惧を憶えたわけです。このように書くこと自体で、一つの返答になっていると思います。私は遠い昔ですが多少ともサブカル保守にかぶれた時期があったので、それ(が現れる社会)を問題化するためにもレイコフのモラルシステム論*4や「1968年派」(スガ秀実北田暁大w)を真剣に評価するようになったのです。*5きちんと書くのは(さっき書いたのが消えちゃったし)大変なので、どうにもえらそうですいませんが、とりあえず。

限界の思考 空虚な時代を生き抜くための社会学

限界の思考 空虚な時代を生き抜くための社会学

 ミヤダイに対して北田暁大が行っている「頽落史観」批判こそ「1968年」派の最も重要な問題提起の一つであると思います。