「アルトゥロ・ウイ」について
私がイヤホンガイドのことで怒ったのは、私なりの政治的思想的な問題への関心があります。上演のそのような側面は翻訳なしでは全く伝わらないと思います。ミュラーは独自の解釈(戦後のさまざまな学術的思想的成果を踏まえて)をブレヒトの戯曲に施しているだけにますますです。私には率直にいって「芸術として鑑賞せよ」(翻訳なしで観賞しろというのはそういう意味になってしまう)という新国立劇場の責任者の考えは作品に対する裏切りではないでしょうか。それだけでなく、現在の問題と絡んだ政治的な隠蔽でもあると思います。ミュラーはそういうやからに対してきちんと罠をかけているとは思いますが。
とりあえず、これらのエントリーや書き込みは「アルトゥロ・ウイ」と密接に結びついている問題をを相互に関連させて書いてるつもりではあります。とりあえず並べます。新国立の「アルトゥロ・ウイ」の扱いはこのような文脈で見るべきでは?
http://d.hatena.ne.jp/NakanishiB/20050701
http://d.hatena.ne.jp/swan_slab/20050718/p1#c。(19日追記、あえて書くけれど私たちは翌日のエントリーはブローマンとシヴァンの映画「スペシャリスト」やミッチャーリヒ、ラルフ・ジョルダーノなどをも参照点に考えるべきではないでしょうか)
http://homepage.mac.com/biogon_21/iblog/B1604743443/C1240585619/E1421950696/index.html ここのコメント欄の書き込みです。
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