17日

 知り合いからきたメールから転載です。沖縄までどうやって行くのかとか聞かないでね(笑)いやよく見るとなかなかの豪華メンバーですね。

フランスからジャン・ウリ院長が来日します
―講演会・座談会へのお誘いー
フェリックス・ガタリが臨床活動を行ったことで有名なラ・ボルド精神クリニックは
ジャン・ウリによって1953年に開業して以来、精神医療の挑戦の場と
して機能し続けてきた。その「柔らかい制度をいかに構築するか」という問題意識は
精神医療のみならず、フランス現代哲学に実践性をもたらした。
今回「病院環境をめぐる思想」京都大学文部科学省費)研究班チームがウリ院長を
日本に招き、日本の精神医療の足元をみつめなおす機会を持つという趣旨
で以下のような場所で講演や議論が行われる。治療共同体運動と脱施設化運動の二つ
の軸を超えて、豊かな表現手段を病院へ導入し、細やかな配慮を行うこと
が、なぜ重病までの治療につながるのかなど、重要な問題を議論する予定である。是
非、今の日本の改革の方向性をよりよきものにするためにも議論へ参加し
ていただきたい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<講演・制度論的精神療法をいかに実践するのか?>
日 時:2005年7月29日(土) 午前10時より
沖縄県具志川市 いずみ病院 院内ゼミ

<講演・制度論的精神療法とは何か?その歴史から>
日 時:2005年8月1日(月) 午後(時間未定)
京都大学 人間・環境学研究科(教室は当日、人間・環境学研究科の正門に掲示

<鼎談・制度論的な実践について>
日 時:2005年8月2日(火) 午後(時間未定)
関西日仏学館(稲畑ホール)(京都大学の近くの施設です)
参加者 
ジャン・ウリ院長 
フランス人心理士「ラ・ボルドでの経験/スタッフとして」
三脇康生精神科医)「歴史と現状から、日本に制度論をいかに導入出来るか」
他、日本の事情詳しい精神科医にも参加を交渉中
(順不同 変更の可能性あり)

<講演・表現活動とラボルド病院>
日 時:2005年8月6日(土) 午後6時開始
芸術療法学会 芸術療法研セミナー(東京医科大学 臨床講堂)
<参加できるのは学会員とセミナー参加者のみになる予定>
講演についての学会への問い合わせ tel 03-3260-5598

<鼎談・精神医療と哲学のあいだでージャン・ウリ院長を囲んで(仮題)>
日 時:2005年8月8日(月) 午後1時〜5時
場 所:明治大学 リバティタワー1065教室
参加者:ジャン・ウリ(ラボルド精神病院院長),多賀茂京都大学),三脇康生
(仁
愛大学),宇野邦一立教大学),十川幸司精神科医),合田正人明治大学
〔順不同,変更の可能性あり〕


また<予告用の対談>もあります。
日    時  2005年7月9日 土曜日16:00〜17:30 
受講料(税込み)  会員 3,150円 一般 3,670円(入会不要)
場    所 新宿住友ビル48階 朝日カルチャーセンター(申し込みは4階受付)
対談・精神医療の現況とその挑戦
ラ・ボルド精神クリニック院長ジャン・ウリ氏の来日に寄せて―
明治大学教授          合田 正人
精神科医仁愛大学助教授    三脇 康生  
<講座のねらい>
精神医療は現代社会のなかでその重要性を急速に増しつつある分野のひとつである。
それはまた社会の病理が深刻化している証左でもあるが、昨今、「臨床」という言葉

安易に用いられる一方で理論化の作業が疎かにされ、旧来の様々な偏見を温存しつつ
精神医療の各流派が内部抗争し、更には大きな抑圧装置として機能しているかの印象
さえある。他方、そんな現況のなかで、様々な興味深い刷新の試みが展開されてもい
る。映画『すべての些細な事柄』で知られるフランスのラ・ボルド精神クリニックで
の半世紀に及ぶ活動もそのひとつである。同クリニック院長ジャン・ウリ氏の来日を
機に、ラ・ボルドに深く影響を受けた精神科医(三脇)とレヴィナス現代思想の研
究者(合田)が、ラ・ボルドの理論的・実践的挑戦について、そこで生涯を終えたフ
ェリックス・ガタリの思想について、更にはそれらと日本社会との係わりについて語
り合う。

                                      
          <講師紹介>
合田 正人(ごうだ・まさと)
1957年生まれ。一橋大学社会学部卒業。パリ第八大学哲学科に留学。東京都立大学
学院人文科学研究科博士課程中退。琉球大学講師、東京都立大学助教授を経て、現職。
専攻は、思想史。著書に、『レヴィナスの思想−希望の揺籃』(弘文堂、改訂版はち

ま学芸文庫)など。訳書に、レヴィナス『全体性と無限』(国文社)、『固有名』(みす

書房)、『存在の彼方へ』(講談社学術文庫)、ベルクソン『講義録』(法政大学出版
局)、
ジャンケレヴィッチ『最初と最後のページ』(みすず書房)など。
三脇 康生(みわき・やすお)
1963年生まれ。京都大学文学部(美学美術史)と医学部卒業。パリ第一大学科学哲学
科に留学。京都大学大学院医学研究科博士課程卒業(医学博士)。精神病院に勤務の
後、
名古屋芸術大学短期大学部助教授を経て、現職。専攻は、精神医学と現代美術批評。
共編書に、ラ・ボルド精神クリニックを詳しく取材した『精神の管理社会をどう超え
るか?』(松藾社)、『アート・セラピー潮流』(フィルムアート社)。制度論的精神
療法
と教育学の出会いに触れた『学校教育を変える制度論』(万葉舎)など。共訳書に、

ゥルーズ『無人島』(河出書房新社)など。

※ お申し込みの際にご記入いただく皆様の個人情報は、受講連絡をはじめ当社から
の各種お知らせ、講座企画の内部資料として使わせていただきます。
※講師の病気や受講生が一定数に達しない場合などには、やむを得ず講座を延期また
は中止することがあります。