インドとコートジボアールのドキュメンタリー
「ジェノサイド研究の展開」のページで紹介されていました。いま頃紹介してなんですが。なお2002年のグジャラートの虐殺については、山形国際ドキュメンタリー映画祭に別の監督の「ファイナル・ソルージョン」という作品が出品されるそうです*1。
アジア・アフリカ ドキュメンタリー映画会議2005
暴 力 を み つ め る 眼
排除の表象に、たじろがぬ表象を
■日時:2005年9月23日(金)13:30〜18:00、9月24日(土)10:00〜18:00
■会場:東京大学駒場キャンパス18号館ホール(東京都目黒区駒場 3-8-1)
京王井の頭線「駒場東大前」駅下車徒歩5分
■入場無料、日英(23-24日)日仏(24日のみ)同時通訳つき
上 映 作 品 紹 介
■ゴーパール・メーノーンの作品
《ナガ物語 沈黙のかげで》
(Naga Story: The Other Side of Silence、2003年、62分、英語、ナガ諸言語、マニプーリー語)。
インド東北部のナガ民族運動の現在までの歴史を描く。オランダ・ヒマラヤ映画祭(2004年)受賞作品。
《ああ、神よ!ガンディーのくにでのジェノサイド》
(Hey Ram!! Genocide in the Land of Gandhi、2002年、25分、ヒンディー語)。
2002年にインド西部のグジャラート州で起きた大規模な虐殺事件を、被害者たちの語りをもとに明らかにする。
《PAPA2》
(PAPA2、2002年、25分、カシミーリー語、ウルドゥー語)。
紛争地域であるカシミールでは、インド軍が設けた尋問所に多数の人々が連行され、そのまま行方不明になっている。残された家族の現状を描く。
■モリ・トラオレの作品
《コートディヴォワール、希望の土地》
(Cote d'Ivoire Terre d'Esperance、2005年、60分)。
2002年に勃発し現在も継続中の「最後の植民地戦争」、コートディヴォワール内戦を、地球大の視座から見つめなおした映像の細片たち。本映画会議の対話風景もその一部にとりこむ予定の、未完の作品。